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B-rightという店名に込めた信用・信頼への強い思い

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吉川ブッサボーン(ニン)さん

タイ・コラート県出身。
1989年に来日し、20年間富山で暮らした後2009年東京へ。
「タイ人の皆さん、どうぞ気軽に電話してくださいね。私が相談に乗ります」とニンさん

 

ニンさん(以下ニン):私が日本に来たのは、1989年。去年の5月に東京に来るまでの20年、ずっと富山で暮らしていました。知り合いの方からスナックで働いてみない?と誘われたのがきっかけで、さまざまな店で働いてきました。そして6年前、自分の店を持つことができました。

吉川ブッサボーン(ニン)さん

タイ・コラート県出身。
1989年に来日し、20年間富山で暮らした後2009年東京へ。
「タイ人の皆さん、どうぞ気軽に電話してくださいね。私が相談に乗ります」とニンさん

 

 

主人は元々富山でサラリーマンをしていましたが、新しい事業を立ち上げるため6年前、東京に来ました。私はまだお店を続けていたので、先に東京で待ってもらっていうことにしたんです。そして去年の5月、富山のスナックを閉めて東京に来ました。やっと家族そろって生活できるようになったんです。
吉川貢さん(以下貢):私の会社、ビーライトは、宝石貴金属の買取業務を行っています。家の中で眠っている不要なジュエリーをお持ちいただくと、宝石鑑定士が査定して、普通の質屋さんよりも高い価格で買い取っています。

この仕事で最も大切なことは「信用」です。お近くの方は直接査定商品をお持ちいただき、査定や査定額がOKであれば、その場で現金買取させていただいています。遠方の場合は宅配便で送っていただくことになりますし、特に信用というものが大事なのです。会社名のB-rightは、貴金属の“輝き”のbrightと、“正直であれ”という意味のbe rightにかけて名付けたものです。

日本人はもちろん、日本に暮らすタイをはじめとする外国人の方にも、私たちの会社をご利用いただきたいと思っています。私の家内はタイ人ですので、タイ人の方には直接タイ語で対応することができるのが強みです。日本で暮らすタイの方は、日本語がなかなか通じにくいというのが悩みだと思います。私たちがそれを解消して、少しでも皆さんの生活のお役に立てたらと思っています。
ニン:日本に来て20年、ずっと働いてきましたが、東京で初めての専業主婦生活を送ることになりました。でも主人の仕事を見ているうちに、私にも何か手伝えることはないかと考え、買取業務のタイ人担当を受けることにしたんです。

例えばタイで買って来た金のアクセサリー、片方なくしたイヤリングやピアス、壊れたネックレス、ゆがんでしまった指輪などもお金になるんですよ。昔、私はそういったアクセサリーを捨てたことがあるんです。直すより買った方が安いだろうと思って。もちろん今はそんなことはしませんけれど。
貢:壊れようが、形が歪もうが、金は金、プラチナはプラチナですから、価値があるんです。
ニン:お金に困っているときに、タイ人も質屋さんに行きますけれど、初めて行く店や知らない所だったりすると、心配だし怖いと思うんです。だから、どんな内容でもいいから相談してほしいのです。査定するだけならお金はかからないし、査定した金額がオーケーだったらその場で現金で買取りますし、その値段で売りたくないと思えば、それでかまわないのです。宅配を使っていただく場合は、着払いで送っていただいていますが、送るのが不安なら、こちらからお伺いする出張査定買取も行っていますのでご相談ください。
貢:日本人もそうですが、自分が持っている財産を手放すことにはリスクがあるし、場合によってはだまされるのでは? と心配されるかと思います。そんなところを解消して差し上げて、正直にやっていることを伝えしたいです。また、ここでは質屋さんよりも高く買い取りすることができますから、少しでも高く売りたいという皆さんの気持ちに応えられると思います。
二重生活を乗り越えて家族とともに暮らす幸せ

長男の真紗人さん、次男のたつま君、そしてご主人の貢さんとともに。現在、真紗人さんは高校2年生、たつま君は小学5年生。「家族と一緒にいられること、それが一番の幸せです」

ニン:東京の冬は暖かいですね。天気もいいし。富山は雪が多くて、1mくらい積もるときもあります。北陸は自動車部品や薬など、大きな工場がたくさんあって、私のスナックも景気がいいときはお客さんがたくさん来てくださって、夜中2、3時まで働いたものです。忙しかったけれど楽しかった。みんなやさしかったし、友達もたくさんいました。あの頃は友達と毎週のようにホームパーティーをして、お互いの家を行き来していました。そんな富山を離れるのは寂しかったけれど、家族のためですからね。とにかく、いつも一緒にいられることが一番いいことですね。それに、私の夢は専業主婦になることだったから。これまでずっと働き続けていましたから、家の中でいろいろ縫い物をしたり、料理を旦那さんに食べてもらったり、そんな生活に憧れていたんです。でも、主婦の生活も忙しいですね。スナックの仕事をしていたので、今も朝は弱いんです。
貢:妻が東京に来てくれるまで、私は人間らしい生活ができませんでしたね。妻と長男(現在、高校二年生の真紗人さん)が東京に来る前に、次男のたつまが先に東京に来て、1年ほど2人で暮らしました。しかし仕事が忙しいと、面倒を見てやることができず夕飯がお弁当になることもしばしばでした。
ニン:その頃は主人が週末だけ富山に戻ったり、主人の父や母に子供たちを頼み、私が東京に来たりする生活を送っていました。主人が子供のためにごはんを作っても「なんでママみたいなごはんじゃないの? 」と言われたり。今は掃除、洗濯、食事といった家事は私がやっているので安心して仕事をしてもらえるようになりました。
貢:ようやく人間らしい生活が送れるようになったんです。妻は料理が得意なので、今も食卓に並ぶのはタイ料理。料理がうまいので、ちょっとしたレストラン並みですよ(笑)。
ニン:女ができることで男ができないこともあるし、男ができることでも女にできないことがありますからね。やっと家族がひとつになれました。東京に来たことで、タイと富山、帰る故郷が増えました。あと2、3年で人生の半分以上日本での生活の方が長くなります。(貢さんに)これから人生長いから、よろしくね。

ところでうちの息子は、何か話ししたいとかありますか? (笑)
真紗人さん(以下真):父は不景気の中、この仕事をしながら僕の学費を出してくれています。そのことを考えると、自分の母がタイ人ですから、タイ人をはじめ、他の外国人の方々からの宝石の買取を増やして行くきっかけを作っていけたらいいと思っています。
貢:うまいこと言うじゃないか?(笑)。
ニン:この子はデザインがうまいね、絵を描くのもうまいし。これはお母さんの気持ちだから、なんでも上手に見えるよ(笑)。でもそれを続けていけるかどうか、それが問題ね。私のお母さんは昔、こう言っていました。子供に食べ物や欲しいものを与えて大きくすることはできる。でも大きくなったら、これをやりなさいと強要することはできない。それは本人の意思だからって。
真:日本は多国籍社会になりつつあります。日本で暮らす外国人の方は、日本は住みやすくて、好きだと言ってくれる人が多いので、そういう分野をもっと活かせたらいいなと思っています。
ニン:今望むのは、とにかく仕事をがんばること。そしていつか年をとったらタイでのんびり暮らしたいな。コラートに帰ったら緑に囲まれたタイのレストランをやりたいなあ。ちゃんとカラオケもあって(笑)。
貢:私はこの仕事で、タイと日本をつなげられるような役割ができればいいですね。日本にいるタイ人の皆さんの力になりたい。また、仕事だけに関わらず、ここがお互いに悩みを相談できるようなコミュニケーションの場になればいいなと思いますね。
※出張査定買取の場合はある程度の物量が必要です。

宝石買取専門店 株式会社B-right (ビーライト)
東京都豊島区東池袋2-6-2 ロイヤルアネックス別館621
フリーダイヤル0120-58-2337
タイ語090-2832-1779(タイ人スタッフ直通)
http://www.b-rit.com/