サワディーカップ。長岡です。
タイの方々と関わりながらビザや法律の仕事をして、長い月日が経ちました。私たちの事務所も行政書士4名(入管で約20年審査官を勤めていた行政書士も在籍しています。)、タイ人スタッフ3名の7名のメンバーで仕事が出来るまでになりました。私もまた、タイ人の慈愛によって生かされている人間の一人です。感謝しています。
その中で「私たちはタイ人のために、タイ人と一緒にどんなことができるのだろうか」と日々自分に問いかけます。法律の専門家として手を差し伸べるのは当たり前のことで、それ以上の何が出来るのかと考えます。
タイ人の日本での生活における困難さの例として言葉の問題があります。言葉による問題の最も身近な例として結婚生活があるでしょう。
現在、国際結婚の離婚率は依然として高く、その原因のほとんどはコミュニケーション能力不足によります。喧嘩の原因の多くは些細な誤解に過ぎません。初めはそれでも仲直りできます。なぜなら男女のフレッシュな情愛がそれを乗り越えさせるからです。しかし、そのような情愛は必ず衰えます。そして別の形の愛に姿を変えていきます。その愛を育むのはやはり言葉によるコミュニケーションです。健全な言葉によって、喧嘩の当事者双方が尊重すべき「人間」であることを気付かせます。
それだけ言葉による理解は大切なものです。
しかし在日タイ人の日本語能力は諸外国の方々より低水準にあります。これはとてももったいないことです。仕事においても条件を向上させるには日本語能力が不可欠でしょう。離婚後、タイ人女性の方が子どもを引き取るケースが多いですが、その日本語能力不足がタイ人母子家庭の深刻な貧困問題にもつながっています。
在日タイ人の子ども達は才能に満ち溢れています。なぜなら二つの文化を経験しており、タイ語と日本語を話せる子が多いですね。そして、タイ人の慈愛の心を持っている素晴らしい子ども達です。接するとIQだけでなく素晴らしくEQが高く、思いやりとコミュニケーション能力が高いことに気づかされます。貧困がそうした子ども達から教育の機会を奪っています。能力があるにもかかわらず学歴がないため、夢が持てず、目標を低く設定している子ども達に多く出会いました。これほど切ないことはありません。多くの経営者が彼らの能力に気が付く機会、そのための情報ネットワーク構築が必要でしょう。
【オンライン日本語教室について】
ここから先は宣伝が含まれます。日本にて経済的に自立できるタイ人を増やしたい思いから<オンライン日本語教室>を開校しました。在日タイ人向け、特に母子家庭向けのカリキュラムとなっています。
夫婦間、家族間のコミュニケーションが支障なくとれるための会話、子どもの学校からの連絡事項がきちんと分かるための会話・読解能力、現業労働に近いものになりますが日本の職場で支障なく働くための会話・読解能力、以上を身につけることを目的としています。ひらがなやカタカナ、簡単な漢字も学びます。
内容は週2回(1回1時間)の4人~6人の生徒と日本語教師によるオンラインでの対面授業、そして授業の間にテキストを使用した動画によるオンライン自習が行えるようになっています。目標へは6カ月~1年で到達できるように考えています。弊事務所と学習塾最大手の明光ネットワークとの共同でのプロジェクトとなります。以上を月額9,800円での超低価格での提供になりますから家計の負担にもならないと思います。
興味を持った方は以下の連絡先からご連絡ください。案内を致します。
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