僕はタイ人ですが、2年前に日本企業に会社員として勤め、会社から3年間のビザをもらっていました。しかし、去年会社を辞め、すでに6ヶ月が経ってしまいました。新しい仕事はまだ決まってません。ビザは残り1年半くらいを持っていますが、新しい仕事が決まったときにビザの更新で問題がでてきますか?
日本の在留資格制度(VISA)では正当な理由もなく3ヶ月以上、許可されたVISAの活動を行っていないとそのVISAを取りされることがあります。
たとえば留学VISAを許可されて大学に通っていたものの、学校に半年もの間通わなかった場合などが該当し、このような場合は更新時などにVISAが取り消されることがあるのです。あなたのケースもこれに当てはまる可能性があります。
あなたは企業に勤めてVISAを許可されたということなので「人文知識・国際業務」、または「技術」などのVISAかと推測しますが、いずれにしても入国管理局はあなたに対してあなたがVISAを申請した時点での会社で働くことを前提にVISAを許可しているのです。
しかしあなたがその会社を辞めたのであれば、その前提がなくなることになります。従って、そのようなことが発覚した場合はVISAを取り消されることがあるのですが、やむを得ない事情がある場合もあります。
たとえば、病気や怪我でVISAの活動ができなかった場合などは、当人の意志とは関係なく仕事ができない(学校に通えない)のですから、このような場合はその説明ができればVISAが取り消されることはないでしょう。
また、勤めていたいた会社が倒産したり、転職を希望して退職をした場合は次の就職先を探すのに相応の時間が必要になるでしょう。このようなことを考慮して3ヶ月程度の猶予期間が与えられていると考えられています。
以上のことを踏まえてあなたのことを考えた場合、早めにあなたのVISAに該当する就職先を見つけ、勤務することが重要になります。
現段階でも退職後6か月が経過しているようなので、次回の更新時に不利益(VISAが不許可)を受けることも考えられますので、1日も早く再就職するよう心がけてください。
上記のように、入国管理局は専門的な仕事をするために会社に勤めたあなたに対して3年のVISAを許可したのであって、「無条件」で3年のVISAを許可したのではないということをご理解ください。