私は日本住むタイ人です。最近タイ人とタイ人、タイ人と日本人の金銭貸し借りのトラブルが多いと聞きました。私もタイレストランを開くために友人のタイ人からお金を借りようと思っています。正しいお金の貸し借りの方法、正しい書類の書き方、証人が必要かどうか、トラブルが起きないように気をつける事、トラブルが起きた場合の対処法を教えてください。
正しいお金の貸し借り(注意事項) について説明します。
1.当事者及び保証人の特定をする
外国人登録、住民票、印鑑登録等で確認すること
2.契約内容について公的な書類を作成しておくこと
何時、何所で、誰に、いくら、どんな条件で貸し、どんな保証を取り、どんな条件で返済するのか
また返済ができないときはどうするか、等を別の解釈ができない程度に特定し契約書を作成。
現金引き渡しと同時に署名押印をする。
その際には公正証書に返還できる契約内容にしておく事がベター。そのために押印は実印にし、印鑑証明を提出させ執行認諾文書付きの契約書にしておき、公証人役場に同行する事も約束させておく。
3.貸し出す相手と保証人は選ぶこと
タイ人にお金を貸すときは、少なくても外国人登録のある人にします。
その上で保証人に日本人又は永住者を連帯保証人に立てる事ができる人を選びましょう。
4.以上のことができない人にお金を貸すときは、お金をプレゼントするつもりで貸す事。
5.トラブルも自己責任で回避
トラブルが起き、弁護士を雇い裁判に勝ったとしても、相手にお金が無ければ回収できない。警察も動かない。回収を強引に行うとあなた自身が警察の厄介になることを覚悟しなくてはならない。
6.なるべくなら貸さない
お金を貸さない事がいちばんよいが、もしも商売のためにお金を借りるのなら、法人組織にして出資してもらうほうが後腐れがない。商売が上手くいけば配当を払い感謝されるし、失敗しても借金を背負う事は無い。