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【相談】コックさんがレストランを辞めるとき


ビザを与えたコックさんに逃げられた場合
雇用契約は互いの信頼関係の上に成り立っているとはいえ、ビザが取れたら逃げてしまうケースが多々あります。原因のほとんどが給料面への不満かと思います。とはいえ、店側としては要求通りに支払うことは困難ですし、また突然辞められてもとても困ります。解雇にしろ、退職にしろ、相当の期間を取って離職することが社会人としての常識かと思います。日頃からの話し合いしかないのかもしれません。
逃げられない方法は、法的には困難と思いますが、店によってはパスポートを預かる所もあるようです。しかしこの方法は、違法性が強いと思います。また、ある店では、店がビザの更新を代行し、3年ビザは取らせないようにしています。
ビザの更新に関し、在留資格の更新申請が必要です。これはビザ期限の2カ月前が適当かと考えます。必要書類は前回申請と同じ店であれば申請書に在職証明と源泉徴収票を付ければ受理されます。
問題は前回申請の店から新しい店に転職した場合は、招聘手続に近い書類 (店の謄本、店の内部や入り口の写真、メニュー、雇用契約書、雇用理由書、前店の離職証明書、源泉徴収票、外国人登録記載事項証明など)が一般的には必要になりますが、新しい店の内容や前店の辞め方により書類が変わってきます。また、更新が認められるかどうかわかりません。今は大変難しくなっています。日頃から経営者とコックさんはよく話し合い、理解しあうことが大切です。
コックさんが店を変えたいとき
一番大切なことはけんかして辞めないこと。離職証明や源泉徴収票がもらえないとその理由を全て証明しなければならず、更新申請が難しくなります。またもうひとつの問題は、新しい店が雇用主として適格かどうかの審査もあります。それは店の大きさ、売上高、雇用している外国人の数、料理の内容、過去の違法性、コックさんを必要とする理由など。コックさんが何回も入れ替わる店は何らかの問題があると思ったほうがよいと思います。お金だけでは店を変えないことが賢明です。

 

 

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恋愛・仕事・夢・旅の話 『エンディ深夜便』