凝縮されたエビの旨味が香り立つオリーブオイルに、ラープのスパイシーで爽やかな風味と、カーオ・クァーのつぶつぶ感の掛け算は、大地と海の幸せのアマルガム。揚げライスペーパーのもちっとショリショリ食感を楽しみながら、タイ料理とスペイン料理の出会いを祝う、ペアリングのお勧めは、ガルナッチャロゼに氷を一つ。全て合わせてなめらかになるまで練り、さらに揚げにんにくを加えて混ぜ、冷蔵庫で1日寝かせる。日持ちするので、まとめて作っておけば良い。
1. 具材の下準備をする。エビ、イカ等魚介類の下茹で、ハーブ類のカットをする。カピソースの材料を合わせて寝かせておく。
2. カーオ・クァーを作る。米と細かくしたハーブをきつね色になるまで炒り、細かく砕く。
3 下処理したベビーホタテとイカの足を A と混ぜ、Bで味を調え、カーオ・クァーを入れてラープ・タレーを作る。
4. 少量の水で戻したライスペーパーを1枚ずつ、ざるとざるの間に挟んで揚げる道具を利用して170℃で素揚げし、2枚重ねの籠にして、くぼみにラープ・タレーを入れる 。
耐熱容器にオリーブオイル70gを注ぎ、カピソース小さじ2を入れてよく混ぜ合わせる。
次に鷹の爪と、みじん切りにした、にんにくを入れ、タコ、エビ、イカを並べ、中央にラープ・タレーを入れた揚げライスペーパーの籠を置いて火にかける。ぐつぐつ煮立ってきたら、揚げライスペーパーをくずしながら、ラープ・タレーと共に具材をいただく。
レシピ・写真:北野和枝
大阪にある一軒家スタイルのタイ料理割烹「アーティストプリック」のオーナーシェフ。アメリカで初めてタイ料理に出会い、魅せられ、アメリカでタイ料理を修行。日本の旬の食材を積極的に取り入れながら日本ならではのタイ料理を作る。食を通じて異文化交流、世代間の交流活動をしています。
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