わたしは2005年4月にタイから来日して現在は日本企業のデザイン会社に勤めています。日本語能力試験は2級を持っていて、ビザは会社から発行してもらっています。まだ結婚はしていなくて、今まで日本で問題を起こしたことはありません。将来は日本でデザイン会社を自分で起業したいと考えていますが、そのときに書類やお金、ビザなどはどのようなものが必要となってくるか教えてください。
あなたがデザイン会社を起こして代表者として活動をするならば「投資・経営」のVISAが必要になります。
そしてこのVISAを取得するにはあなたが会社を起こすことが重要でまたその資金が必要になります。
会社を作るのに必要な資金はその会社の業種や規模により様々ですが、あなたのように外国の方がVISAの許可を受けるには500万円程度の資金が必要とされています。これはその会社の安定性を測るための金額と考えられます。
また資金が500万円は用意ができなくても2名以上の常勤従業員を雇用することで会社の安定性を認めてもらうことが可能です。これらの条件がクリアできればVISAの許可が可能になると思いますのであとは事業所の確保をしてください。
一般的に「投資経営」VISAの申請をする際には事業所の確保をしていることが前提となりますのでこの段階が終わったら入国管理局に申請となります。
そしてその際の必要書類は会社登記簿謄本、事業所の賃貸契約書、従業員との雇用契約書、その事業を行うのに特別な許可が必要なのであればその許可証、などが必要になります。
また、新規の会社なので安定した経済活動を行ってゆくことが可能であると入国管理局に理解してもらうための事業計画書も必要になります。そのほかにも審査に有利になると思われる書類は提出すべきでしょう。
このように投資経営VISAを申請するには多額のお金が必要になり、入管に申請をする
際にはすでにそのお金が使われていることがほとんどです。従って、万が一VISAの許可がおりないと大きな損害を被る可能性もありますので、あなたの計画が夢ではなく現実になりそうな段階で専門家に相談に行くことが賢明だと思います。
通常、VISAの変更許可が認められるまで1~2ヶ月の期間を要しますので無駄な時間を要しないことが結果的に費用の削減につながると思います。